2007/08/09 Thu 悪魔

折り紙なんて皆覚えてるでしょうか。
さすがに年齢重ねると折り方なんてわすれてるんじゃないでしょうかね。
俺は授業中暇なときにチョコレートの包み紙で鶴折ってたりするんですが。
正方形から複雑な形を作り出すっつーのは珍しい日本の文化らしく、海外の方に折ってさしあげると非常に喜ばれるそうですね。
で、そんななかでもやたらハイレベルなのが今回の悪魔でございます。

折り紙で箱を作ったり雛人形くらい作ったことが有る人でも、悪魔なんて知ってる人はそうそういないとは思います。
五本の指に角や羽やら矢印型の尻尾までついたそのうえ自立するという
正方形の紙一枚程度で作られたと知ったら「オゥジーザス！」なんて叫ぶ人間の五百人くらいはでてくるんじゃないかという作品です。これこそ悪魔の所業ですな。
前川淳という方が作られたそうなのですが
こんなもん何をどう考えていけば思いついて完成できるのかまったく謎なんですが。
幾何学ってこーゆーのなのかしら。

ちなみに某漫画の外伝小説ででてきたので俺はこの悪魔を知ったのですが。（リンク先の冒頭部分じゃ折り紙のおの字もでてきませんが）
被害者が競馬で負けた馬連の番号を書いた紙で悪魔を折って瓶に詰めて河に流すっつーレベルが高すぎる願掛けをしてた人でそれで折るためにかかる時間で死亡推定時刻かアリバイかがどーたらで･･･
そんなことしてる被害者よりも加害者のほうがかなり狂ったことしてるんですがまぁそれは適当に読んでくださいな。
自分でも何を言っているのかわかりません。
ちなみに俺が持っている漫画のなかで数少ない「ギャグマンガ以外」の一つです。

で、就活帰りにちょっとジュンク堂よったらこれが置いてあったので
一回店を出たけどやっぱほしかったので買った。

というわけで早速だがちょっと悪魔を折ってみようと思う。


使用するのはA4のコピー紙を一部切って正方形にしたもの。結構でかいサイズ。比較用のコンタクトケース。
行程としては144あるけど対称のものが省略されてたりするんで200くらいはある。ページにして９ページ。

２０分経過。いや、別にサボってるわけじゃ・・・折り図の見方もよくわかっていないのでどこをどう折るのかの解読に無意味に時間がかかっています。


３０分経過。ようやく本格的に折りだしたようです。既に1mmのズレができてますがこの際気にしない。（失敗フラグ


ごめん嘘ついた。さっきのはまだ仮折り？の途中でした。このへんで５０分


８０分くらい経過。

１時間半経過で１４４分の７５。バイトで中断。

午前１時前に帰宅。メッセしながらまったりと折る。

あんだけでかかった紙がめちゃくちゃ小さくなってるんですが。


無茶な注文。
お前は何を言っているんだ。

折りたたまれて奥に巻き込まれているものを引き出す。
引き出すっつーか発掘レベル。えぐり出すとか掘り出すとか。こんなもん指でできませんよ。やぶらないように慎重にしながらここで1時間と45分くらい。


悪魔の指に相当する作業。何このコンボ。
2cm四方もない範囲を何度も折り続ける。中割折りなんて言葉の意味を知っている人は日本人の何パーセントだろうか。


もう細かすぎて何してるのかわからなくなります。この辺で2時間過ぎ。

幅が広い繰り返しだなおい。発掘作業や指作り再び。死ぬる。

二時間半。
もはや完全に立体と化しております。折り紙ってこんな硬くて重たそうになるもんだっけ

3時間くらいかな？
ここまでくると完成が現実味を帯びてくる。それっぽいそれっぽい。







で、3時間半くらいかけて・・・








完成～



後ろ姿。尻尾がステキ。



横から。折り紙は3次元の物質です。

A4を切った２１cm四方の紙から体長6CMの悪魔ができあがりました。
5本の指がいまいちハッキリできなかったかなぁとは思いますがまぁ初回なのでこんなもんでしょう。
もっとでかい紙で折ると綺麗にできるのかもしれないけれど。
二回目以降は二時間かからずに折れるでしょー
俺は表裏真っ白の紙を使ったけど色違ってるほうが折り図を見やすいのではないかとおもいます。